「AIT FASHION FESTIVAL 2009」開催しました
H21年2月8日NTTクレドホールにおいて「AIT FASHION FESTIVAL2009」を開催しました。
昨年のヒストリーファッション研究発表コレクションに続き、今年度は絢爛豪華な宮廷モードから現代モードへと次々と大変革を起こし、デザイナーという職業を明確に確立した偉大なオートクチュールデザイナー6氏を研究課題として取り組みました。今回のショーでは、その研究成果と学生たちの持つフィーリングorファッションイメージとをかけ合わせ、従来の美的価値観を変え表現しました。
シャルル・フレデリック・ウォルト
ウォルト×アバンギャルド テーマ「Uhe revolution」
宮廷モードから現代モードへチェンジするファッション界に革命を起こしたウォルト。色や斬新な装飾で表現。
ウォルト×ホラー テーマ「Melrose×Abbey」
ウォルト特有のコルセット、シルエットとホラー特有のおどろおどろしさをかけ合わせ、新しいウォルトスタイルを提案。
ウォルト×ゴシック テーマ「Corserast」
コルセットをテーマにウォルトと現代のゴシック服を融合したオートクチュールを提案。
ポールポワレ
ポワレ×和 テーマ「rhythm」
ジオメトリック 日本伝統の刺し子や障子などに見られるジャポニズムをリズミカルに表現。
ポワレ×和 テーマ「花鳥風月」
ポワレのウエストノーマークのシルエットと金屏風画から感じた輪の魅力を表現。
ポワレ×和 テーマ「Rosine」
着物の打ち掛けを思わせるコクーン型のコート。華やかで優雅な和と洋のコラボレーション。
マドレーヌ・ビオネ
ビオネ×童話 テーマ「Shangri-la」
ビオネのディテール童話ピーターパンとのコラボ
ビオネ×童話 テーマ「curious」
グリム童話ラプンツェル 髪長姫の三つ編みとビオネのバイアスカットを融合させ奇妙で幻想的な世界を表現。
ビオネ×神話 テーマ「Muθos」
バイアスカットを使用しドレープ使いで彫刻的なフォルムを生み出す。ギリシャ神話とミステリアスな星をテーマに神秘的な世界を表現
ガブリエル・シャネル
シャネル×ボヘミアン テーマ「Jew Berte'」
シャネルスーツの特徴であるトリミングとボヘミアンから発想される自由・個性・主張を表現
シャネル×フォークロア テーマ「Liberte」
パッチワークやフリンジでフォークロアをツィードやカメリアでシャネルを表現
シャネル×トライバル テーマ「CO‐COUTURIERE」
今もなお魅了し続けるシャネルスーツを基に、トライバル柄をイメージした、パッチワーク・オートクチュールビーズ刺しゅうなど、クチュリエによる技を私たちのシャネルに表現
スキャパレリ×サイバー テーマ「solid.」
近未来の無機質で、機械的な世界をイメージし、スキャパレリの特徴である、ショッキングピンクとファスナーを取り入れデザインしました。
スキャパレリ×3D テーマ「3dimensional」
構築的な美しさをデザインに落とし込み、スキャパレリがショッキングピンクで与えた衝撃を、服のフォルム・色彩により表現
クリスチャン・ディオール
ディオール×ビンテージ テーマ「Vineux」
ヴィンテージワインをテーマに服をワインのボトルに見立て、グラデーションやアルファベットラインを用いて表現
ディオール×アンティーク テーマ「ma chou choute -私のお気に入りー」
アンティーク小物からインスピレーション。生成やゴールド・レースやフリルをディオールの代表的な「ニュールック」「Aライン」に取り入れました。
ディオール×アンティーク・シャンデリア テーマ「Brillant -輝きー」
シャンデリアの豪華さ、アンティーク家具の模様の繊細さを表現。ディオールのAラインとアンティークの融合。
マリエ
テーマ「Mariee」
オートクチュールコレクションのフィナーレを飾るマリエ。人生で最も華やかで喜びにあふれた情景を演出。