2012ファッションショー開催
2月11日(祝・土)NTTクレドホールにて AIT FASHION FESTIVAL 2012を開催しました。
2回公演とも大勢のお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
今年度は学生テーマ作品、コンテスト上位入賞作品に加え、国内外で活躍する卒業生コレクション、3・4年生によるマイブランドコレクションと盛りだくさんの内容で行いました。
ファッションショーの模様を一部ですがご紹介します。
第1部
【コンテスト受賞作品】
こちらはコンテスト作品のページをご覧下さい。
【卒業生COLLECTION】
ブランド名/Ferkel デザイナー/山崎 康晴
ニューヨーク発信ブランド
Ferkelは、パタンナーデュオによる"女性の愛嬌と魅力とセンスを引き出す洋服作り"をコンセプトに、仕事や家庭を持つ女性がマルチに着られるスポーツテイストを加えたスタイルを提案します。
テーマ:WADER ISLAND
アマゾンの動物たちからインスピレーションを得た2012S/S collection。着易いアイテムの中に動物達からインスパイアされたディテールやカッティングが組み込まれています。オリジナル柄には、アマゾンへ馬が迷い込み出口を探して彷徨っている様を連想させます。
ブランド名/IRODORI デザイナー/右近 彩
「日々の生活に彩りを加えたい」という思いと、デザイナーの名前「彩」をかけ合わせブランド名としています。
テーマ:流れ
布の落ち感、ドレープによる布地の持つ美しい流れをテーマに制作しました。
オートクチュールビーズ刺繍アーティスト/関元 聡
パリモード界を華やかに、格調高く見る人を魅了する刺繍の煌めきフランスオートクチュールビーズ刺繍。
CHANELやClaudine Ivariなど数多くのコレクション作品を手掛け、コレクション雑誌にも毎回掲載される。
第2部 学生テーマ作品 「SPEED」
英国で起こった産業革命以後、近代化は進み、特に乗り物はスピードを求め、またその用途に応じて地上、空、そして宇宙へと進化を続ける。
今年度は人類が追い求めるスピードを実現する乗り物を研究し、デザイン発想のルーツとしました。
【大地を走る】
「Miniature」
小型の、縮小したという意味。私たちはPOPでかわいらしいミニチュアカーをイメージしてデザインしました。自動車のメカニックな部分とミニチュアカーのPOPで空想的な世界観を、それぞれがフィーリングで選んだ自動車に乗せてワクワクするような服を作りました。
「C.C.C」
20世紀初頭のクラシカルな車のフォルムを、それぞれのデザインに落とし込みました。最大の特徴であるヘッドライトなどのディテールや車体のフォルムや色を前面に出し個性を出しました。
【レールを走る】
「Frontier Japanese ―最先端の和―」
広島の路面電車「グリンムーバーマックス」をもとにデザインしました。車体のデザインやカラーリング、もみじのモチーフなどを取り入れています。
「Jet Black 」
光沢感のある黒のこと。汽車の上品な艶をイメージしました。汽車といえば目的地へと進んでいく前向きな気持ちが込められています。私たちはD51が走るレール、通り抜けるトンネルとD51の車体そのものを表現しました。
【空を飛ぶ】
「Ciel Voler」
飛行機その中でもジェットを搭載したビジネスジェット機、F22戦闘機をモチーフに制作しました。配色もデザインも異なる2機の空を駆け巡る「疾走感」「配色の鮮やかさ」「カッコ良さ」を表現しました。
「空の覇者」
1903年ライト兄弟によって人類初の飛行機が誕生し、その後、様々な機能が発達し、多くの人に夢を与えた。空を飛ぶその姿は美しく優雅に見えるが、とても力強い。私たちはその優雅さをオーガンジーで、力強さをレザーで、また全体的に動きのあるシルエットで飛行機を表現しました。
【宇宙へ行く】
「Deep field」
まだ見ぬ領域に人類の夢をのせて飛び立っていく宇宙船。地球上から約100㎞以上、上空で広がる空間に繋がった世界。金属感やビニールの質感を出し、クールに仕上げ、宇宙で星野光が反射し、煌めいている様子を表現しました。
第3部 3・4年生 マイブランドコレクション
【sense tank】
学生たちで運営する学生アパレルショップ「merci-merci」。企画、縫製、接客から販売までアパレル業界の仕事内容を実践しながら学んでいます。その経験を活かし、トレンド分析や市場調査を行い、それぞれがバーチャルブランドを立ち上げ、テーマ・コンセプトに基づき作品をデザイン、制作しました。
「sense tanku」とはセンス(感性)の集団を意味します。これまでに学んできたことの集大成として、デザイン力・技術力を駆使した、個性あふれるマイブランドコレクション作品を発表します。
ブランド名/Colori ricchi
テーマ 「ソフトで魅力的なシルエットとクレイジーな配色」
イタリア語で「色彩豊か」という意味です。柔らかな空気感をもち、前向きで活発な女の子がモデル。ソフトで魅力的なシルエットと、斬新なカラーブロックで色彩豊かに表現しました。
ブランド名/mei mei
テーマ 「the picture frame」
大切な瞬間を、いつまでも色あせることなく守ってくれる額縁。絵画も写真も、より一層美しく見せてくれる。振り返ると凛とたたずんで何時だってそばにある。そんな額縁の魅力を表現しました。
ブランド名/ear
テーマ 「エスニック」
柄と柄というテーマでエスニック柄の象徴ともいえるペーズリーや草木柄を組み合わせ、民族調な服を作りました。レディースはドレープやタックで女性らしいラインにし、メンズは軽やかでユニセックスな雰囲気にしました。
ブランド名/bitter chocolate
テーマ 「ドレスアップスタイル」
パーティーなど特別な日にはいつもと違うドレスをおしゃれに着たい・・・そんな華やかなドレスアップスタイルを提案します。ブラキッシュカラーを基調色に落ち着いた雰囲気の中にシルエットやレース・フリルなどで可愛らしくデザインしました。
ブランド名/conmoto
テーマ 「音と風」
音楽を聴いて湧きあがる気持ちを表現しました。クラシカルなイメージを土台にだんだんと気持ちが晴れて軽やかになっていく様をシルエットやディテールに落とし込みました。
ブランド名/Snow dolls;)
テーマ 「ダイヤモンドダスト」
空から落ちてくる水の結晶、雪。降り積もった雪が作りだす空気感や、結晶の美しい透明感、ダイヤモンドダストの様に光り輝く姿をデコレーションで現し雪の様々な表情を服に落とし込みました。
ブランド名/EUPHORIA
テーマ 「be stylishly」
モダンな服をカジュアルな素材でつくる。白・黒・ヒョウ柄を中心にオシャレで動きやすい服をコンセプトにデザイン。異素材の組み合わせと、フリンジの動きがポイント。身につける人が幸福感を感じる服。
ブランド名/Blue Red
テーマ 「昔のおもちゃ」
見ている人、着ている人が楽しくなるような、どこか懐かしい昔ながらのおもちゃを自分の好きな色、好きな形で服に落とし込みました。
ブランド名/MOSH
テーマ 「レントゲン」
普段見えない服の内部構造を明らかにする。
薄い生地の重なりによって生まれる色の濃淡や、人間の骨格をイメージしたディティールで、人体と服との密接な関係を美しく表現した。