「平清盛」平安装束でFF花車に乗りました
5月3日に開催されたフラワーフェスティバルのパレードに出演しました。
本校の学生6人が平安装束を身にまとい「平清盛」パレードの花車に乗って観客の皆さんを盛り上げました。
2台目の花車に乗ったのは、湯崎広島県知事と大河ドラマ「平清盛」に出演している女優の深田恭子さんと成海璃子さんたちです。
6人は、それぞれ貴族、武士、町民の3階級に分かれたヘアメイク&衣装で参加しました。
ヘアメイク・衣装を施してくださったのは
なんと! 実際にNHK大河ドラマ『平清盛』のスタッフの方々。
衣装も実際に大河ドラマで使用した衣装です。
なかには上野樹里さんや滝沢秀明さんが着られた衣装も。
まずはメイクから
「当時(平安時代)は白粉と紅、墨しかなかったので、今のようにカラフルじゃなく色味がとても少なく、位の高い人たちだけの習慣だったのよ。」
といろいろと説明をしてくださりながら、手早くだけどとても繊細にメイクをされます。
その時の模様を写真でどうぞ ↓
(左)貴族
「殿上眉」と呼ばれる、額の高い位置に、まろ眉を描きます。写真は本物の眉をコンシーラーでぬりつぶしてます。
(右)武士階級の女性
下げ髪の鬢そぎのかつらをつけています。前髪は部分的に地毛を使ってます。とっても自然な仕上がりに。
(左)
奥が町民
手前が貴族の
ヘアメイクです。
(右)貴族の女性
十二単の衣装を着せて頂いています。
ヘアメイク・衣装が完成しました。
みんな別人のようで、一見すると誰だか分りません。
でも不思議とみんな様になっていて、とっても素敵です。
さすがプロの方の技術はすごいですね。
【貴族】
裾を引きずって歩くほど長い袴をはいてます。
かつらの髪は腰まであり、また表着も長いので、少しの距離を歩くのも、とっても大変です。
コケないよう慎重に1歩1歩進みます。
【貴族】
公家の特徴「殿上眉」
似合いすぎてます。
【武士階級】
袿と小袖を着用してます。
下げ髪の鬢そぎのかつらをつけていますが、とっても自然で、良く似合ってますね。
【武士】
眉毛が凛々しく、かっこいい。
腰の刀に手を置き、平安時代の武士に成りきってます。
【町民】
小袖としびらを着用。
ヘアスタイルがリボンのターバンを巻いたようでとってもキュート。
これは「かつらまき」という当時の町民の女性のヘアスタイル。後ろで束ねた髪も袋に入れて、顔に髪がかからないようにしてあります。
【町民】
水干を着用してます。
当時は素材としては麻が主流。
この衣装も麻100% 涼しいけど、硬い繊維なので、首が痛かったみたいです。
【パレード風景】
平安装束を身にまとい、花車に乗り込み
パレードに出発です。
みんな少し緊張して、笑顔がちょっとこわばってます。
花車全体はこんな感じです。
観客の方々に手を振り、「平清盛」をアピール。
次の日 5月4日は、NHKのシクラメンステージで衣装解説のモデルをつとめました。
解説は、大河ドラマに40年以上携わってこられた 衣装の熊谷晃さん。
興味深い話を実際の衣装を見せながら説明していただきました。